「ラブライブ!サンシャイン!!」2期第13話 感想 -「雰囲気だけ良い」に最後までハマらなかった-
明けましておめでとうございます。
「ラブライブ!サンシャイン!!」2期13話見ました。
いやー終わりましたね。
前回書いたように個人的にはもう12話で試合終了していて、13話は正直どうでもよかった。
だから13話を見ても安堵もガッカリもしなかった。
ただ、ここまでこの作品に対してつまんねえとディスり続けてきたからには、最後までちゃんとやりきらないと申し訳ないので、あとちょっとだけ長文垂れ流そうと思う。
1.廃校の切なさは感じられた
前半部の学校とお別れするシーンは素直に切なくなった。
まあ、1年生セットにしなきゃいけないから図書室に善子?だったり、同じような理由で音楽室に曜?だったり、上手くいってないなと思う部分はあるが、それでも、学校を閉じる、というテーマは何でも強いなと感じた。
だからこそ7話が適当すぎたのが悔やまれる。
適当でもそれなりに雰囲気が出るテーマなんだから、もっとここまでに感情移入できるポイントを作ってくれれば、もう少し感動できたよなあ。
2.「雰囲気だけ良い感じ」の集大成
ここまでこの作品で散見された、雰囲気だけ良い感じの、感動するような、泣けるようなシーンをとにかく並べるパターンが今話でも集大成のごとく詰まっている。
「辻褄とか登場人物の感情とか知ったこっちゃない。良い絵を見せるから、泣け」と言わんばかりの展開。怖いのは13話も、いや26話も見てくると、もう「それでいいや」と抵抗せずに受け入れ始めている自分がいたことである。
というか最終話までこういうことが起きるんだから、それはもう「こういう作品」ってことだと思うしかない。作り手の所望なのだろう。
具体的に言うと、前半部も細かい引っかかりはあるのだが、大きなところは物語後半部分の千歌が学校へ戻り、そこで待っていたメンバーと最後にAqoursとして歌うところ。
そもそも自分が話を理解できているか怪しいのであるが、ここは
- 惜しみつつ門を閉める
- でも未練たらたら。てか実は輝きも見つかったか怪しい
- フラフラっと学校へ戻ってみたら、みんないた
- というわけで最後にその未練を払しょくするAqoursのライブ!
- 輝きは見つかった
って解釈でいいだろうか。
ここまでくるとどこまでが「突っついていい部分」でどこまでが「そこを突っつくのは野暮」に入るのか分からなくなってくる。
上述したようにもう作り手の所望、意図通りっぽいんだよね。
泣きながら閉めた門があっさり開かれるストーリー。
モブと輝いてたとかどうこう言ってたのは別に輝きじゃないんかーい。
千歌が思いつきで学校に戻ったっぽいけど、みんないる。
旅立ったはずの3年生もいる。
こういう部分は一切気にせずに「最後に学校でAqoursそろってパフォーマンスしたらいいでしょ。見たいでしょ」って。
何のためにストーリーらしきものが存在しているんだろうって思う。
1期からずっとこんな感じであるが、私は最後まで何が良いのか分からなかった。
体育館に集まった生徒を見て「でもどうして?」からの「じゃーん!」でAqoursメンバーのもとに駆け寄る千歌の姿は、まさにサンシャインを26話見てきて、話のわけが分からなくても思考停止して受け入れるしかなくなった視聴者を暗示しているようだった。
3.演劇っぽいセリフ回しが無理
これはハマってる人は何とも思わないのかもしれない。
今話に限った話じゃないので今更だが、突然スイッチが入ったように日常会話じゃなくなるというか、演劇っぽいクサいセリフ回しや動作になるのが、最後まで私は受け入れられなかった。
いやアニメだからある程度そんなシーンは必要だと思うのだが、今作は多すぎると思う。
とりあえず今話で言うと、式後の屋上シーン、そして部室とのお別れシーンと、「一人ずつなんか言って去る」が2回も登場する。
シンプルに、順番にどや顔でセリフ言って後ろ向いて去っていく状況ありえんだろって冷めてしまう。
ハマってないから気になるのかもしれないが、1回ならまだしも2回もいれなくてよいのでは……。
効果的に使われていて必要ならいいとは思うのだが、個人的にはくどいなと。
12話と重なる部分であるが、押しつけがましい、嘘くさい。
これが『舞台「ラブライブ!サンシャイン!!」』なら大いに結構だと思うけどね。
4.お疲れ様でした
すでに劇場版が発表されているが、とりあえずはアニメ1期2期完走お疲れ様でした。
色んな意味で見てよかったと思っている。
この最終話が1期13話みたいなことなると酷すぎて「見なきゃよかった」と怒りの方向に感情が動くのだが、2期13話はそこまでとは思わないし、むしろ「やっぱりこういう作品なんだ」って最終的にはかなり冷静な気持ちで終わりを見届けられた。
アニメ本編が完結したら総括的な記事を書こうかと思ってはいたが、実際終わってみるとそこまで大袈裟なモチベーションは無い。
今話に関してもかなり考察的な部分は放棄している。終わってしまったことにどうこう言っても仕方ないという気持ちが強い。
結局、各話で感じた疑問や違和感は大きく言えば同じことだと思うし、それが最終話まで消えなかったというのはもう、ただただ「好みが全く合わなかった」としか言えない。
総括っていうよりはもうただの愚痴みたいな記事なら殴り書くかもしれない。
まあ、否定的なことばかり書いたが、本当に色々勉強になったし、色んな感情にさせてくれたので、繰り返しになるが、「ラブライブ!サンシャイン!!」見てよかった。
そんなことより、プロフィールが公開されて理亞の誕生日が12月12日と知る。
ってとっくに過ぎとるやないかい!
祝えなくてごめんよ~理亞たん~
好きピに出会えたので、やっぱり「ラブライブ!サンシャイン!!」、見てよかった!!!
劇場版楽しみ~。Saint Snow物語頼むよ~。
以上です。ありがとうございました。